ご挨拶

(一社)全国青果卸売市場協会会長

 明けましておめでとうございます。全国の卸売市場の皆様方におかれましては、新しい年を迎えられ心よりお慶び申し上げます。
 さて、昨年10月以降、世界的に新型コロナ感染者が増加する中、国内では大きく減少してきております。
 また、コロナ禍の影響で外出自粛が続いた為家庭での内食が増え、青果市場の取扱高も対前年比でプラスの市場が多かったと思います。
 一方、新たな変異株であるオミクロン株が世界中に拡大しており、政府としても水際対策を強化しておりますが第6波で増加するとの意見もあり、予断を許さない状況です。
 全青協においては定時総会を書面に、理事会をWebに切り替えたことや、全国大会も一昨年に続き中止にするなど大きな影響がありました。今後ワクチンや治療薬等の開発で一刻も早い収束を望むばかりです。
 全青協メンバーがこれからも成長発展をめざしていくためには激変する環境の中でも地域農業の特色を生かしていくこと、しっかりと人材育成をしながら強い組織を作ること、そしてそれをやり抜く強いリーダーシップが必要だと考えております。
 さらに我々卸売市場は低コストで高い効率をあげる流通の仕組みを持っていることを生産者やユーザーにとっていかに役立つかを、もっともっとアピールしていかなければならないと思います
 しかし、残念なことに市場取扱高をみるとかつては4兆円であったものが、現在は3兆円にまで減少しています。この原因は消費が減った訳ではありません市場経由率の低下です。我々市場関係者のチャレンジ精神が足りなかったのではないでしょうか。
 このままではいけません我々は4兆円のシェアを奪還することを目指して挑戦する必要があると考えます。
 先日、日本惣菜協会の平井会長と対談を行いました。(本号参照)
 惣菜の市場規模は、10年以上伸び続けてきたが、今回コロナの影響で、初めてダウンしたとの事です。その要因はレトルトやカップ麺等の消費が伸びていることとのこと。惣菜業界としては早速対応を始めているとのことです。我々市場業界はシェアを減らしても何らの対応もしてこなかったのではないでしょうか。
 この総菜業界のような素早い対応の必要性を痛感しております。
 今後、社会がどのように変化しようとも、地方卸売市場は産地市場としての強みを活かした経営戦略を基に、消費者の利便性や生産者手取りの向上と自らの強い経営体質つくりの為に行動を起こすことが必要です。
 これまで以上に時代に合わせた大胆な発想と行動力を発揮する、本年をその初年度にしようではありませんか
 最後に、全国の卸売市場の皆様方のご多幸とご繁栄を心から祈念申し上げて、新年のご挨拶と致します。

 (令和4年新年のご挨拶より)


一般社団法人全国青果卸売市場協会
会長   月田 求仁敬