ご挨拶

(一社)全国青果卸売市場協会会長

 明けましておめでとうございます。全国の卸売市場の皆様方におかれましては、新しい年を迎えられ心よりお慶び申し上げます。
 さて、昨年のわが国を巡る情勢は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、連日テレビ等で報道されておりますが、コロナの感染者数は世界的にも拡大を続け、わが国でも冬に向かい、全国的に第2波の鎮静化を待たず過去最多を更新している状況です。
 全青協においても、定時総会、理事会は書面に切り替え、昨年、愛媛県松山市で開催される予定の全国大会も中止になるなど、我々もこれほどまで大きな影響を受けるとは思っていませんでしたが、ワクチンや治療薬等の開発は進んでいるものの、まだ時間はかかるようで、一刻も早い収束を望むばかりです。
 また、昨年6月の卸売市場法の改正により、卸売業者も許認可制から認定制となったことから、全青協では、全青協誌(機関紙)で業務規定例をお示しする等皆様のサポートを行って参りましたが、地方卸売市場の認定は、100社程度減少したと聞いております。
 我々を取り巻く環境は、少子高齢化、そして食料消費の変化、さらに人手不足、働き方改革による時短の推進、物流合理化へのドライバー不足、人件費の上昇等により、取扱高が年々減少する傾向にあり、大変厳しい状況となっております。
 しかしながら、このような変化をチャンスと捉えていけば、そして我々の強みを生かした経営を力強く推進していくならば、我々地方卸売市場が農産物流通の中で、まだまだ大きく発展・飛躍していけるのではないかと思っております。
 我々は、これまで以上に時代の変化に合わせた、大胆な発想と行動力が必要になってくると思います。
 そのため全青協としては、市場関係者の情報交換、コミュニケーションの場となり、一企業では解決できない課題を解決して市場関係者の地位向上に役立てていこうとしているところです。
 我々の業界が、これからも隆々と発展していくためには、激変する環境の中でも地域農業の特色を生かして商売をやっていく。また、しっかりと人材育成をしながら強い組織を作る、そして成長発展をめざしていかなければならない、と考えております。
 全青協新春座談会においても、地方卸売市場を含む食品流通の成長戦略に向けた有意義なご意見も頂きました。
 私たちの仕事が野菜農家や果実農家にとっていかに役立っているか、もっともっと世間にアピールしていかなければならないと思います。
 最後に、全国の卸売市場の皆様方のご多幸とご繁栄を心から祈念申し上げて、新年のご挨拶と致します。

 (令和3年新年のご挨拶より)


一般社団法人全国青果卸売市場協会
会長   月田 求仁敬