ご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は全青協の活動に対しまして、ご理解とご協力を頂きましてありがとうございます。
さて、ここ3年間、毎年猛暑や長雨などの異常気象の影響で、野菜果実の平均単価は最高値を更新しております。
卸売市場にとりましては売り上げが上がり、前年を上回る卸売会社が多くなりほっとしているところではあります。
しかしながら、これは単価高による売り上げの増加で、生産者やユーザー(実需者)の卸売市場離れが止まった訳ではありません。
卸売市場経由の失われた1兆円を取り返すためには、今までの待ちの経営ではできません。今までとは違う戦略をたて実行していかなければならないと思っています。
昨年は新型コロナで中止していた全青協の全国大会(秋の大会)を、5年ぶりに熊本で開催しました。
従来の型通りの大会ではなく、真に会員のためになる様な大会にしたいという考えから、「熊本大会〜6Gミーティング」と銘打ち、パネルディスカッション形式での開催に変更しました。
農林水産省食品流通課の戎井卸売市場室長を始め、我々卸売市場業界からはユニークな経営で実績を出している全国卸売市場の4名の経営者の方々に登壇して頂き、本音で議論を交わしていただきました。
4名の経営者に共通していると感じたのは、「やる気」、「独創性」、「社員を大切にする心」でした。
我々中小企業は大企業とは違い、会社の業績に対する株主のプレッシャーがありません。だからこそ経営者は、「自らが自社の業績を伸ばすことに対する責任」を持つ必要があると考えています。
それは「やる気」となり、社員を引っ張っていく原動力となっていきます。
さらにそこに、独自の考えのもと公設の中央卸売市場とはまた違った、卸売市場法にがんじがらめに縛られない、地方卸売市場ならではの柔軟な考えとチャレンジ精神が極めて重要なのではないでしょうか。
卸売市場法や色々なしがらみがあるからできないと考えるのではなく、出来る方法を考えていくことです。
そして、「社員を大事にする心」が必要です。
社員は第一義的には、自分と家族のために働いています。
私たち経営者はそれを理解し、社員が自分と家族の為だけに働くのではなく、社員が仕事に「やりがい」と「充実感」を感じることができる社風と連帯感を醸成していくことが大切だと思います。
今回の熊本大会は、地方卸売市場の最先端を行く経営者の取り組みと意識を伺い、その様なことを感じる大会となったことを大変嬉しく思います。
本年はさらにお互いに刺激し合い、経営者が心を高めて全国のそれぞれの卸売市場が更に売り上げを伸ばしていくこと、そしてそこで働く社員の皆様が充実感と達成感を感じ、幸せな人生を送れるようにして行きましょう。
本年が皆様方にとって実り多き年となりますよう祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人全国青果卸売市場協会 会長 月田 求仁敬
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